公開講演会「カルロッタ池田、すなわち女性(複数)形の怪物的なもの——1977年から2014年、フランスにおけるあるダンスの軌跡」(Carlotta Ikeda, un monstrueux au(x) féminin(s). 1977-2014, retour sur un parcours chorégraphique en France.)
INFORMATION
舞踏家カルロッタ池田をめぐる夕べ——立教大学2024年度招へい研究員マエヴァ?ラモリエール氏による講演会とレクチャーパフォーマンス
リール大学芸術学科(ダンス専攻)准教授のマエヴァ?ラモリエール氏をお招きして、公開講演会、および公開レクチャーパフォーマンスを開催する。
公開講演会では、ラモリエール氏より舞踏家カルロッタ池田のフランスでの歩みを中心にお話しいただく。フランスで長きに渡って活動したカルロッタ池田の詳細な活動や、フランスの舞踊界に与えた影響、さらに女性ダンサーの身体が持つ多重的な表象について、ラモリエール氏による博士論文「Carlotta Ikeda : poétique d’un monstrueux au(x) féminin(s)」(パリ第8大学舞踊学科、2023)をもとにご紹介いただく。ラモリエール氏の研究は、歴史、美学、ジェンダースタディーズを交えてダンスを分析しただけでなく、自身のダンサーとしての経験を踏まえており、舞踊学だけでなく学際的な手法で分析する研究方法は、本学で芸術を研究する学生にとっても有益な視座をもたらしてくれると期待される。
加えて、フランス国立舞踊センターに設けられた「カルロッタ池田」アーカイヴについてもご紹介いただき、フランスのダンス/舞踏研究の現状について共有する時間としたい。
公開レクチャーパフォーマンスは2月27日に実施します。詳細は下のRELATED LINKSをご覧ください。
講師
発表者
リール大学芸術学科(ダンス専攻)准教授
Ma?va Lamolière(マエヴァ?ラモリエール)氏
博士(舞踊学)。専門は、カルロッタ池田を中心とした暗黒舞踏、ダンス研究。ダンスの実践も行い、トリニティ?ラバンにてBA取得。ダンサーとして《Momentum》や《Looking for Carlotta》などのソロ作品を上演するほか、la DDD compagnie de Marguerite Danguy des Deserts等に参加。論文に? Regarder danser Carlotta Ikeda : de la scène cabaret à la scène but?, regards croisés entre la France et le Japon ?, Delavaud-Roux, M-H., Poudru, F., Thuries, A. (dir.), Méthodes en mouvement. Pour une histoire décentrée de la danse, vol. 1, Paris, L'Harmattan, 2024等。
通訳
日本学術振興会特別研究員(PD)、早稲田大学スポーツ科学研究センター次席研究員、早稲田大学演劇博物館招聘研究員、慶応義塾大学非常勤講師
北原まり子氏
博士(舞踊史)。パリ第8大学で振付家ミハイル?フォーキンに関する博士論文を提出後、現在、日本とフランスにおけるモダンダンスの研究を行う。主な論文に「振付家と伝記作家、そして自伝:フォーキン=ボーモント書簡及びフォーキン=セイラー書簡を巡って」(『早稲田大学大学院文学研究科紀要』、65号、2020)、? Retour à la ? culture d’élèves ? : la structuration du milieu de la danse moderne au Japon, dans les années 1920 et 1930 ?(Recherches en danse, no. 13, 2024)等。
詳細情報
名称
内容
17:05 講演、質疑応答:ラモリエール氏
19:00 終了予定
使用言語:フランス語(日本語通訳あり)
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料