学部2年生向け就業体験型プログラム『Rikkyo My Career Gate』を開催

キャリアセンター

2024/12/04

キャリアの立教

OVERVIEW

立教大学キャリアセンターは、就業体験型プログラム「Rikkyo My Career Gate」を、今年度から新規に実施しました。本プログラムは、15時間以上かつ3日間以上の就業体験に加え、事前?事後研修や報告資料作成までを行う、学部2年生対象のキャリア教育プログラムです。

『キャリアの立教』ならではのプログラム!「Rikkyo My Career Gate」とは?

キャリアセンターと実習先(企業?団体?行政)が協働し、夏季休業期間中に15時間以上かつ3日間以上の就業体験を行う、学部2年生対象のキャリア教育プログラムです。実習生の選考(マッチング)は、学生のニーズと実習内容をふまえ、キャリアセンターが行います。実習決定者には事前?事後研修の参加や日報?報告資料の提出を課し、一連のプログラムを通して大学で学ぶことと働くことの関連性を理解し、広く深くキャリア形成を行えるよう指導しています。

※2023年度以前は、学部2?3年生、院1年生を対象に「立教型インターンシップ?仕事体験」という就業体験型プログラムを実施していましたが、産学協議会によるインターンシップ定義の変更に伴い廃止し、2024年度より本プログラムを新規に実施しています。
※産学協議会が示す学生のキャリア形成支援活動(4類型)のうち、タイプ2(キャリア教育)として実施しています。

「Rikkyo My Career Gate」のアピールポイント

1)事前?事後研修から報告資料提出まで体系化されたキャリア教育プログラム(非単位認定型)
2)RIKKYO Learning Styleの形成期プログラムに位置付け、対象は学部2年次生に限定
3)形式だけでなく「ホンモノの就業体験」になるよう、実習内容をキャリアセンターと企業とで細かく検討?相談
4)応募学生一人ひとりと個別面談し、丁寧にマッチング
5)実習中の評価は実習生にフィードバックされ、自身の評価と照らし合わせて自己理解を深めることができる


※RIKKYO Learning Styleでは、4年間の学生生活を学修の基礎を身につける〈導入期〉、さまざまな経験を重ねて視野を広げる〈形成期〉、将来の目標を見据えて専門分野を究める〈完成期〉の3つの期間に分け、段階的に学びを深めます。

2024年度の開催概要

学生数
  • Rikkyo My Career Gate説明会 155名
  • エントリー 152名
  • 面談 90名
  • 実習参加 71名
日程
  • 4/23
    Rikkyo My Career Gate説明会
  • 4/23~5/28
    エントリー
  • 5/23~5/28
    応募書類の提出?面談予約
  • 6/3~6/7
    面談
  • 6/20
    参加決定者向け説明会
  • 7/20、7/26、7/27
    事前研修
  • 8/1~9/15
    実習(就業体験)
  • 9/10、9/12、9/21
    事後研修
実習先
33の実習先
以下、五十音順に掲載
  • 特定非営利活動法人アートネットワーク?ジャパン
  • 愛知株式会社
  • イサナドットネット株式会社
  • 株式会社ウチダシステムズ
  • 株式会社エスワイシステム
  • おふろcafé utatane(株式会社温泉道場)
  • オリエンタルモーター株式会社
  • 株式会社学研ココファン
  • 神奈川中央交通株式会社
  • 蒲郡信用金庫
  • キーウェアソリューションズ株式会社
  • 公益財団法人キープ協会
  • 株式会社共立メンテナンス
  • 行政書士法人KIS近藤法務事務所
  • 燦クリーン株式会社
  • 株式会社シー?アイ?シー
  • 西武信用金庫
  • センコーグループホールディングス株式会社
  • 太平洋セメント販売株式会社
  • 株式会社マーブル
  • 株式会社ドウシシャ
  • 豊島区
  • 新座市役所
  • 日本リージャス株式会社
  • 株式会社ハヤシゴ
  • 飯能信用金庫
  • 株式会社文化放送キャリアパートナーズ
  • 堀江車輌電装株式会社
  • 株式会社毎日コムネット
  • 丸全昭和運輸株式会社
  • 丸善雄松堂株式会社
  • 三ツ星ベルト株式会社
  • リゾートトラスト株式会社

実習を充実させるための「事前研修」

「実習経験を充実させるために目的?目標をもって参加することの重要性を学ぶ」「立教生として参加するうえで必要な心得や心構えを理解する」という目的のもと、実習に先立って事前研修を開催しました。当日は個人ワークやグループワークのほか、プロの講師によるビジネスマナー研修も実施しました。

当日の内容
  1. 目的?目標設定
  2. 実習先研究
  3. 先輩の体験談
  4. ビジネスマナー研修

ビジネスマナー研修を受ける学生の様子

実習内容紹介

「豊島区文化デザイン課」(官公庁)

1日目

?イベントコンセプト考案会議
?文化施設の見学

2日目

?豊島区再開発に関する講義
?文化施設の見学

3日目

?イベント実施に向けて民間企業との会議
?文化事業に関する講義

4日目

?プレゼンテーション見学
?講評会

5日目

?親子向けイベント準備?見学
?アンケート配布

実習先担当者からのコメント
自治体で働くことをイメージしてもらい、公務就労への動機づけを図るため、また、公務員であっても今の時代は、民間企業や地域と連携して事業を行う重要性を経験してもらいたいという考えから、プログラムに協力させていただきました。
職員の説明を受ける中で、事細かにメモを取り、不明点があれば質問するなど、積極的に学び吸収しようとする姿勢が印象的でした。また、事業のキャッチコピーを決めるためのブレストを行った際に、ぜひ学生の意見が欲しいと思っていたところ、積極的にアイデアを発信してくれました。ブレストの際に発信してくれたフレーズがいいものだったので採用し、事業のパンフレットに掲載することとしました。

学生と一緒に企画を作り上げることが実現でき、豊島区としても大きな財産となりました。他にも、若い学生ならではの視点で行政の課題や気づきをもらい、当課にとっても有意義な時間となりました。

文化施設見学の様子

「株式会社ドウシシャ」(卸?小売)

1日目

?オリエンテーション
?会社説明/職種紹介
?販促事例紹介
?販促企画

2日目

?販促企画
?フィードバック
?展示場紹介
?商品開発説明について
?商品企画

3日目

?商品企画
?フィードバック
?営業商談シミュレーション見学
?営業商談体験
?パネルディスカッション
?先輩社員との座談会

実習先担当者からのコメント
大学とは自分の将来について考える大切な時期と考えています。自分自身を知り自分の強み、弱みを低学年のうちから知っておくことこそが、充実した学生生活や将来のキャリアプランに役立つ知識の学びに活かせると思います。一般的な3年生向けのインターンシップは、早期選考や採用につながるものも多いですが、就活のためのインターンシップではなく、学生生活を充実させるための手段の一つとして低学年向けの就業体験の機会を活用していただきたいと考え、参加させていただきました。

今回5名の学生を受け入れさせていただきましたが、全体的に積極的な学生が多い印象を受けました。3日間のプログラムでは、序盤は緊張して周りの様子をうかがい遠慮がちな面も見受けられましたが、徐々に仲間と打ち解けてコミュニケーションも円滑になっていきました。グループワークは最終日に近づくほどに難易度の高い内容となりましたが、趣旨を理解し取り組んでいました。
最終日には、インターンシップ期間中に学んだ事の集大成として営業商談体験にも挑戦してもらいました。営業職に対し、はじめはイメージが先行している部分がありましたが、営業商談のシミュレーションを見学したことで、自社商品をがむしゃらに売り込むだけでなく、自然な会話から人間関係を築きつつ双方のメリットになるような話の持っていき方などを学んでもらいました。

限られた情報だけではなく視野を広く持ち、色々な企業を知っていくうえで自分はどんな働き方がしたいのか、どんな企業が向いているのかを考えて学生生活を有意義に過ごしてほしいと思います。参加学生の皆さん、ありがとうございました。

営業商談体験の様子

「株式会社文化放送キャリアパートナーズ」(サービス)

1日目

?オリエンテーション(業界?企業説明)
?プレゼンテーマ発表
?プレゼン見学

2日目

?イベント運営同行
?体験

3日目

?プレゼン準備
?プレゼン
?プレゼンへのフィードバック
?まとめ

実習先担当者からのコメント
弊社では、新卒の学生を対象としたサービスを提供しております。しかし、通常のイベント等では伝えきれないことや提供できないことが多いため、インターンシップ等の実習を通じて実務経験を提供することで、将来のキャリア形成に貢献できるのではないかと考えております。
また、実習の中で新しい視点やアイデアを得られることも、私たちの業務に新たな刺激を与えると期待して、受け入れを決めさせていただきました。貴学の学生のお二人が意欲的で、大変熱心に取り組んでくださっていることに感銘を受けました。また、コミュニケーションを取る中や課題発表にてお二人がどのような学生生活を送っているのか、何を考えているのか等を聞かせていただいたことで、私たちの業務にプラスの影響を与えてくださったと感じております。

今回の実習は3日間と短い期間ではありましたが、お二人の将来のキャリアにとって有意義な経験になっていれば幸いです。私たちにとっても大変貴重な機会となりました。誠にありがとうございました。

イベント運営の様子

今後の学生生活に繋げるための「事後研修」

「実習経験を振り返り、働き方や働くうえで大事にしている価値観を明確にし、今後のなりたい自分の姿をイメージする」という目的のもと、実習の後に事後研修を開催しました。当日は実習報告書の作成を行ったほか、「理想の働き方?社会人像を考える」ワークショップも実施しました。

当日の内容
  1. 実習の振返り
  2. 実習報告書の作成
  3. 理想の働き方?社会人像を考える
  4. 今後の学生生活について

参加学生のコメント

  • 事前事後研修がプログラムに含まれていたことで、自身の成長に繋がったと感じる。事前研修では、目標設定の重要性と社会人としてのふるまい方を基礎から学べたので、自信をもって実習に参加することができた。また、事後研修では、事前研修で立てた目標の達成度や実習経験の振り返りのサポートをしてくれたことで、今後の学生生活に確実に生かすことができると感じ、全体を通してとても有意義な実習だったと感じている。(社会学部2年)
  • 自身の特性や興味に応じてキャリアセンターが実習先をマッチングしてくれたこともあり非常に充実した実習となり、自分自身の成長に繋がった。(コミュニティ福祉学部2年)
  • 大学主催のプログラムということもあり参加ハードルが低く、2年生からでも挑戦しやすいプログラムだった。参加するまでの流れなどを分かりやすく説明してもらえたことも安心感につながった。また、実習先からのフィードバックももらえるので、自己評価と比較しながら振り返りができ、自身の良さや課題を再確認することができた。(経済学部2年)
「Rikkyo My Career Gate」は、就職支援にとどまらず、学生一人ひとりのキャリア形成を本気で考える“キャリアの立教”だからこそ実現できるプログラムです。次年度は提携実習先をさらに増やし、より充実したプログラムにする計画です。

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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