2025/01/23 (THU)

スポーツウエルネス学部と男子駅伝チームがデータドリブンなコンディショニング管理を開始

キーワード:その他

OBJECTIVE.

立教大学スポーツウエルネス学部(埼玉県新座市、学部長:沼澤秀雄)の小林哲郎准教授の研究室と同大学体育会陸上競技部男子駅伝チーム(以下、男子駅伝チーム)は、2024年度からデータに基づくコンディショニング管理の取り組みを開始しました。スポーツウエルネス学部がデータに基づいたコンディショニングの方法論を獲得できるよう支援することで、男子駅伝チームのさらなる飛躍を目指します。

SOXAIアプリの画面イメージ(株式会社SOXAI提供)

経緯

男子駅伝チームの髙林祐介男子駅伝監督は以前より、データに基づいた選手への指導などの意思決定をすることが重要であると考えていました。その中でも睡眠や体調などのコンディショニングに関するデータに着目し、それらデータを計測することにより、きめ細やかな選手とのコミュニケーションを実現したいという強い思いがありました。そこに、データサイエンス的手法とAI(人工知能)技術の応用を通じて、スポーツと健康分野の課題解決を研究するスポーツウエルネス学部の小林研究室が、簡便なバイタルデータ計測を実現するデバイス「SOXAI RING 1(ソクサイ リング ワン)」(※)を使用したデータ収集と分析を提案しました。

※株式会社SOXAI(本社:横浜市中区、代表取締役:渡邉達彦)が開発?販売。

睡眠や体調関連データを用いて選手にフィードバック

指に装着するというデータ収集の手軽さ、データ収集項目の多様さがSOXAI RING 1採用の決め手となりました。得られるデータは睡眠時間、心拍数、心拍変動など、多岐にわたります。それらのデータを収集するだけでなく、小林研究室がデータの加工、分析、管理を行っており、各選手へのコンディショニングレポートを作成するなど、選手へのフィードバックを日々行っています。得られるデータをもとに選手の状態を科学的に分析し、トレーニング内容や休息の質を最適化することで、効率的なパフォーマンス向上を目指します。

コメント

小林 哲郎(立教大学スポーツウエルネス学部准教授)
スマートリングデバイスの発展は目覚ましく、スポーツチームにおいても気軽に詳細にバイタルデータを取得できる時代になりました。現在私の研究室ではSOXAI RING 1のデータを抽出、加工、分析し、立教大学男子駅伝チームの監督や選手に睡眠データのレポート提供やデータの全体像を把握するためのダッシュボード開発などの支援を行っています。監督や選手に対し、今後もタイムリーに有用な情報を提供できるよう、研究室一丸となって取り組んでまいります。
髙林祐介(体育会陸上競技部男子駅伝監督)
従来は感覚に頼ったコンディショニング管理を行ってきましたが、SOXAI RING 1の導入により、客観的なデータに基づく意思決定が可能となりました。睡眠時間や心拍変動などの体調データを活用することで、選手一人ひとりに最適化されたサポートを実現します。大学陸上長距離界でも珍しいこの取り組みを通じて、選手のパフォーマンスを高め、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)での上位進出を目指します。

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