2017/04/26 (WED)プレスリリース

陸前高田グローバルキャンパス4月25日(火)オープン
キャンパス内に岩手大?立教大の各サテライトを設置し、教育研究や幅広い交流活動の拠点を目指す

キーワード:社会?地域連携

OBJECTIVE.

岩手大学(岩手県盛岡市、学長:岩渕明)と立教大学(東京都豊島区、総長:吉岡知哉)は、4月25日(火)、岩手県陸前高田市に、「陸前高田グローバルキャンパス」をオープンしました。両大学は、同キャンパス内にそれぞれサテライトを設置し、同市民や国内外の学生?研究者、企業や行政関係者などの交流活動の拠点として活用していきます。

両大学と陸前高田市は、2016年1月、相互協力及び連携協定を締結。協議会を立ち上げ、同市内の空き校舎の活用や、シンポジウムや教育プログラムの協同実施の検討を進めてきました。

陸前高田グローバルキャンパスでは、学びを通して「つたえる、つなぐ、つくる」をコンセプトに、①防災やまちづくりに関する研修?研究機会の創出、②学生?教職員が、地域や国の垣根を越え、市民と共に学び、考え、行動する教育活動、③大学の知見を生かした講座やプログラムなどの学びの機会の提供など、多様な取り組みを市民に限らずさまざまな方を対象に展開していくことを予定しています。

両大学の事業計画

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岩手大学 陸前高田グローバルキャンパス事業

運営責任者:
岩手大学推進室長 八代 仁(副学長)

展開事業:
●陸前高田?大学シンポジウム
(全国の大学関係者と市民の集いの場として開催)*

●復興?まちづくりプログラム
(全国首長向け防災?まちづくりプログラムなど)*

●市民と大学の交流深化プロジェクト
(何でも相談室、連続講座等の開設)*

●陸前高田国際ボランティアプログラム
(国内外の学生による被災地での体験型学修プログラム)*

●岩手大学の教育?研究?地域貢献活動の拠点
(震災復興に関する学修、初年次自由ゼミナール、地域課題解決プロジェクト、心のケア活動、農業支援、岩大E_codeプロジェクト、三陸復興学生サポート委員会等学生?教職員の活動拠点として活用)

* 陸前高田グローバルキャンパス事業のうち、 本推進室が主体となり進める事業

立教大学陸前高田サテライト

運営責任者:
サテライト長 池上 岳彦(経済学部教授)

展開事業:
●市民向けプログラム
?陸前高田コミュニティ大学講座(年6回程度)*
?立教野球教室
?立教バレーボール教室
?てつがく探検隊

●大学生向けプログラム
?地域文化交流学修プログラム*
?立教サービスラーニング
?「陸前高田プロジェクト」(スタンフォード大学×立教大)
?留学生スタディ?ツアー
?陸前高田交流プログラム(コミュニティ福祉学部)

●自治体職員等向けプログラム
?陸前高田防災大学*

* サテライト主催事業。名称は仮称。

両大学のコメント

コメント全文はこちら

岩手大学 学長 岩渕 明

日本国内の大学生や海外の方、多くの研究者が陸前高田市を見たいという声がある中で、大学として何か手伝えるのではないか。また、同市に訪れた人たちが交流する場を設けたいと思い、本キャンパスを開所することになった。特に、文化の違う海外などとどのように交流を図るのかがこのグローバルキャンパスの持つ役割だと考えている。

陸前高田市では、これまで20を超える大学がさまざまな活動をしてきたが、横の連携がなかった。このキャンパスを、国内外の学生、研究者、市民や市職員などとの交流の場として使っていきたい。

立教大学 総長 吉岡 知哉

陸前高田市とは、「林業体験」を通じて2003年以来のつながりがある。震災復興支援の過程で結びつきを強め、本日の開所式に至った。今後、未来に向けたまちづくり、コミュニティづくりをお手伝いしていきたい。これまでの活動に加え、新たに市民向けの教養講座や、大学生向けの地域文化交流学修プログラム、自治体職員向けの災害時初期対応研修プログラムなどに取り組んでいきたい。

本キャンパスが、ひと、大学、地域、世界をつないでいくための結び目になり、さまざまな出会いや新しいものをつくりだすきっかけになればと思っています。

施設概要

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名称

陸前高田グローバルキャンパス(愛称:たかたのゆめキャンパス)

住所

岩手県陸前高田市米崎町字神田113番地10(旧市立米崎中学校)

運営

岩手大学、立教大学(陸前高田グローバルキャンパス運営機構)

設備

2階:事務室、ラウンジ、資料展示室、会議室、研究室、モンティ?ホール、シャワールーム
3階:シェアラボ(協働研究室)、多目的室、和室、ワークショップルーム
など

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立教大学広報課/立教学院広報室

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